鹿児島旅行記 四日目(2019/09/08)


■朝食
  1Fレストランにてビュッフェ。
  海を眺めながらの朝食です。

  ごく普通のビュッフェメニューでした。
  宮崎名物「チキン南蛮」を食べました。



朝食後、まずは都井岬に向かいます。
■小松ヶ丘
  都井岬のほぼ中央に位置する標高270mの小高い丘。
  ノシバやチガヤの豊富な草地が広がり、
  国の天然記念物に指定されている
  御崎馬が生息する場所として知られています。

  御崎馬は日本在来馬のひとつで、
  体長・体高とも130cm前後、体重300kg前後。
  日本在来馬の中では中型馬に分類され、
  サラブレッドと比べると一回り小さい馬です。
  
  元禄10年(1697年)、高鍋藩秋月家によって
  放牧されたのが始まりとされ、
  それ以来300年以上の間、
  人為的管理をほとんど加えない周年放牧によって
  野生化したものです。

  御崎馬は、種雄馬を中心に
  数頭の雌馬と子馬で構成された
  群(ハーレム)を作って過ごしています。


■都井岬ビジターセンター(うまの館)
  御崎馬を中心に、都井岬の自然を紹介する資料館。
  岬のジオラマ、馬の視界模型、人と馬の歴史、
  食物連鎖などが展示され、
  自然の営みから馬の一生まで
  都井岬のすべてを知ることができます。

  大型スクリーンの映像では、
  普段見ることの出来ない出産シーンや
  追い込み風景など御崎馬の生活も
  観ることができます。

  館内ではスタッフによる生態などの
  説明も受けることができ、
  1日に3~4回、野外に出て馬を観察する
  ガイドツアーも実施されています。


都井岬を出発し、再び鹿児島県へ。
大隅半島東部にある肝付町を目指します。


■二階堂家住宅
  「趣味は田中角栄」という有名な言葉を残した
  政治家・二階堂進氏の生家。

  格式高い部屋がある「おもて」の棟と
  日常の空間である「なかえ」の棟から構成され、
  これらが直交した雁行型の寄棟造が特長です。

  これは鹿児島県南部のみにみられる特長であり、
  江戸時代の郷士の住居の旧態をよく残した
  歴史的価値が高いものとされ、昭和50年(1975年)に
  国の重要文化財に指定されました。

  現在の建物は、「おもて」が文化7年(1810年)、
  「なかえ」は明治22年(1889年)の建築です。


■昼食
  肝付町にある「新村畜産 肝付本店」。
  牧場直営の焼肉店です。

  ランチメニューの「黒毛和牛焼肉ランチ」を注文。

  肉盛り合わせ1皿に、
  サラダバー・焼野菜・ご飯・カレー・牛丼・デザート・
  果物がおかわり自由となっています。

  ワンドリンクのウーロン茶と、食後のコーヒー
  (またはアイスクリーム)も付いています。

  ごちそうさまでした。


■鹿屋航空基地史料館
  昭和11年(1936年)に海軍鹿屋航空隊が
  開隊してから、現代の海上自衛隊に至るまでの
  歴史を展示する資料館。
  昭和48年(1973年)開館。
  海上自衛隊鹿屋航空基地の敷地内にあります。

  鹿屋市には、太平洋戦争時に3つの飛行場があり、
  日本で最も多くの特攻隊が出撃しました。
  その特攻隊員の遺影や遺書などのほか、
  旧日本海軍創設期から太平洋戦争に至るまでの
  貴重な資料が展示されています。

  また、災害派遣や周辺海域における警戒監視、
  海外派遣任務等の海上自衛隊の活動状況なども
  紹介されています。
海上自衛隊で使用された機体が
屋外に展示されています


復元された「零式艦上戦闘機52型丙」


■荒平天神
  御祭神は、学問の神様・菅原道真公。
  海に突き出た岬の小高い岩山に建立されており、
  大潮の満潮時には、岬へ続く砂州が海に沈んで
  「海に浮かぶ神社」になります。

  創建は戦国期の天文年間(1532年~1554年)と
  伝えられています。

  この一帯は海岸線が美しく、
  周囲を含めて風光明媚な場所となっており、
  特に夕日に映える荒平天神は美しく神秘的。
  その風景は「鹿屋八景」にも選ばれています。


これにて今回の観光はすべて終了。
鹿児島空港に向かいます。


レンタカーを返却する時に係員の方が、
「帰りの飛行機は欠航していませんか?」と一言。

台風第13号の影響はほとんどなかったものの、
関東に接近しつつある台風第15号(※)の影響が
出てきているようです。

  ※9月9日5時前に千葉市付近に上陸。
   上陸時の勢力は関東としては過去最強クラス。
   市原市ではゴルフ練習場の鉄柱が倒れ、
   千葉県内で多数の電柱が倒壊・損傷し、
   長期の停電が続いたあの台風です。

昼に確認した時は欠航になっていなかったのですが、
改めて確認すると「欠航」の文字が。。。

空港カウンターで翌日便への振り替えの手続きを行い、
鹿児島市内のホテルを予約しました。
JAL5339便で帰る予定でした



■本日のお宿
  急遽確保した「JR九州ホテル鹿児島」。
  鹿児島中央駅直結のホテルです。


■夕食
  鹿児島名物はいろいろ食べたので、
  食べたことのない鹿児島ラーメンを食べることに。

  「ざぼんラーメン 鹿児島中央駅店」へ。
  ざぼんラーメンは創業約70年、
  鹿児島県民のソウルフードだそうです。

  ざぼんラーメンといっても
  「ざぼん」は入っていません。。。
  あっさり風味のとんこつスープで、  
  チャーシューやキャベツ、もやしなど
  7種類の具材が入ったラーメンでした。

  おいしくいただきました。



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