会津旅行記 四日目(2014/09/23)


■朝食
  ホテル1階「ヒバラダイニング」」にてビュッフェ。
  よくある普通のメニューでした。


  本日最初の観光はホテル近くにある五色沼から。


■五色沼
  正式には五色沼湖沼群とよばれ、
  大小十数の沼で構成されています。
  明治21年(1888年)の磐梯山の噴火により、
  川がせき止められて誕生したもので、
  エメラルドグリーンやコバルトブルーなど
  色とりどりの神秘的な沼が点在しています。

  今回は、柳沼、青沼、瑠璃沼、弁天沼を巡った後、
  来た道を戻って、車で毘沙門沼に行きました。

  ・柳沼
    裏磐梯物産館近くの沼。
    紅葉の季節にはカエデやウルシで美しく染まります。

  ・青沼
    五色沼湖沼群の中で最も青白色に光っています。

  ・瑠璃沼
    五色沼湖沼群の中で最でも神秘的な沼。
    見る場所により水の色が変わります。

  ・弁天沼
    五色沼の中で2番目に大きい沼。
    遠く吾妻の山並みも望め明るく広々としています。

  ・毘沙門沼
    青緑色に光る五色沼最大の沼。
    磐梯山の荒々しい火口壁が目に飛んできます。
  柳沼
  柳沼

森の中を進んでいきます

青沼

  青沼

瑠璃沼
背後に磐梯山が見えます
瑠璃沼

  弁天沼

弁天沼


毘沙門沼


  毘沙門沼
  ボート遊びもできます

  続いて蔵とラーメンの町・喜多方へ向かいます。


■昼食
  喜多方ラーメンの老舗「坂内食堂」。
  昭和33年(1958年)創業。
  市内に120店舗もあると言われる
  喜多方ラーメン店の御三家の一つ。
  雑誌やテレビ等で絶えず取り上げられ、
  休日には長い行列ができます。

  11時過ぎに訪れましたが店の前には行列がなく、
  店内に6人ほどが待っているだけでした。
  行列を覚悟していたので拍子抜けです。
  5分ほどで席に着くことができました。
  「支那そば」と「肉そば」を注文。
  焼豚をシェアしました。
  
  麺はシコシコとしたコシのある太めのちぢれ麺。
  スープは秘伝のあっさり味の豚骨スープ。
  極みはとろ~りとろける自家製の特製焼豚。
  おいしくいただきました。

  食べ終わって店から出ると行列ができていました。
  早い時間に訪れて良かったです。
  上2枚とも食後に撮影

支那そば


肉そば


■若喜商店
  宝暦5年(1755年)創業の味噌醤油製造元。
  レンガ造りの蔵と店舗は
  国の登録有形文化財に指定されています。

  レンガ蔵は明治37年(1904年)築。
  三階建ての道具蔵と二階建ての座敷蔵で構成されています。
  蔵座敷の一階部分は縞柿という貴重な柿の木で造られており、
  二階はすべてが欅造りとなっています。

  店舗は昭和6年(1931年)築。
  喜多方出身の故・本間嘉平氏(後に大成建設会長)が
  東京工業大学の卒業製作として設計した建物です。

  店のご主人にいろいろ説明していただきました。
  ユーモアあふれる説明で楽しかったです。
座敷蔵

レンガ蔵(左:座敷蔵、右:道具蔵)


店舗


■そばカフェ じーま
  築130年を超える蔵を改装したお店。
  自家製粉した蕎麦粉を使った手打ちそばや
  そば粉で作るオリジナルデザートがあります。

  そばは日本人には馴染みの食べ物ですが、
  それ以外の形でそばを食べる機会はあまりないかもしれません。
  そばは粉にしてクレープやケーキなどのお菓子に、
  また実を揚げればカリカリの食感がおいしい
  おつまみやスナックとしても楽しむことができます。
  「そばのさまざまなおいしさをお伝えしたい」
  その想いから始めた店だそうです。

  おいしそうなメニューがたくさん並んでいたので、
  「そばシフォンケーキ」、「そばクレープ」、「そばうむ」と
  3つも注文してしまいました。
  いずれも、とても美味でした。
そばシフォンケーキ


そばクレープ


  そばうむ

  再び裏磐梯方面に戻ります。


■磐梯吾妻レークライン
  磐梯高原と磐梯吾妻スカイラインを結ぶ13.1kmの道路。
  料金徴収期間満了に伴い、
  平成25年7月25日から一般の県道となっています。

  磐梯山の噴火で生まれた桧原湖、小野川湖、秋元湖の
  湖沼を眺めながら林の中を走るルートで、
  磐梯山と湖沼が織り成すパノラマを体験できます。

  3つの湖と磐梯山を一度に見渡せる三湖パラダイスや
  県下有数の渓谷美を誇る中津川渓谷などの
  ビューポイントがあります。
  涼風峠
  小野川湖が見渡せる展望スポット
  小さな島が点在する湖の風景が幻想的





中津川渓谷
県下有数の渓谷美
新緑や紅葉時期が特に美しい
三湖パラダイス
裏磐梯三湖が一望できます
小野川湖(手前)と桧原湖(奥)
三湖パラダイス
秋元湖

三湖パラダイス
櫛ヶ峰(左)と磐梯山(右)



中津川渓谷
  続いて磐梯吾妻スカイラインを走ります。


■磐梯吾妻スカイライン
  福島市の高湯温泉と土湯峠を結ぶ全長28.7kmの観光道路。
  平成25年7月25日に有料道路から一般道路に移行しました。

  平均標高1350m、最高地点1622mの山岳道路で、
  吾妻連峰を縫うように走る、まさに「空を走る道」。
  変化に富んだドライブが楽しめます。

  沿線には作家・井上靖氏が命名した
  「吾妻八景」に代表される景勝地が続き、
  四季折々に表情を変える絶景は、
  日本の道百選にも選ばれています。
  国見台
  磐梯山や猪苗代湖が
  遠望できる絶景ポイント
天風境
見渡す限りのブナの樹海を前に
自然の雄大さを堪能できるポイント
幕滝(天風境より)


  湖見峠
  磐梯山をめぐる4つの湖
  (猪苗代湖、小野川湖、秋元湖、桧原湖)
  が遠望できます
  上の画像と同じような構図ですが
  こちらは双竜の辻より撮影
湖見峠付近より磐梯吾妻スカイラインを望む

双竜の辻
安達太良山(左端)と磐梯山(右端)の二つの秀峰を空で対峙する二つの竜に見立てました
浄土平より一切経山を望む
噴煙が上がっています
浄土平より吾妻小富士を望む

つばくろ谷
かつてイワツバメが飛び交ったことから
名付けられた渓谷
  今回の観光はこれにて終了。
  東北自動車道を通って郡山に向かいます。

  郡山に18時前に到着。
  レンタカーを返し、お土産と駅弁を調達。
  それでも時間が余ったので、スタバでしばし休息。


■帰着
  郡山駅19:30発やまびこ156号に乗車。
  ほぼ満席でした。

  早速、駅弁を食べます。
  チョイスしたのは「福島牛 牛めし弁当」。
  福島の大地が育んだ「福島牛」を
  郡山のブランド米「あさか舞こしひかり」に載せたお弁当。

  お肉はやわらかく、旨みたっぷり。
  アクセントのごぼうも美味でした。
  ビールとともにおいしくいただきました。

  東京駅20:48着。
  東海道線に乗り、自宅に帰りました。


■感想
  今回の旅では戊辰戦争の史跡を辿ることで、
  朝敵の濡れ衣を着せられた会津藩の無念さや
  多くの悲劇の惨状を知り、
  会津の人達それぞれの想いが伝わってくるようで、
  考えさせられることがたくさんありました。

  磐梯山周辺では大自然の美しさと荒々しさの両面を
  感じることができました。
  特に磐梯吾妻スカイラインの景観がすばらしかったです。

  また、会津にはさまざまな郷土料理があり、
  その多くを楽しむことができたのが良かったです。
  味噌田楽が一番のお気に入りです。







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