仙台・松島旅行記 一日目(2010/09/11)


■出発
  自宅よりJR京浜東北・根岸線に乗り、東京駅へ。
  土曜ということもあって、東京駅は旅行客であふれかえっていました。
  東京駅8:08発Maxやまびこ105号に乗車。
  福島駅まで、つばさ105号(山形行)と併結して走ります。
  ほぼ満席の状態で出発。
  2階建車両の2階席で、車窓からの眺めがいい。
  10:17に仙台駅到着。
  土産物店を横目に見ながら、トヨタレンタカー仙台新幹線口店へ。
  今回のレンタカーは、トヨタのヴィッツ。

Maxやまびこ105号
左側は併結するつばさ105号


2階建車両です

■定禅寺通り
  まず最初に定禅寺通りに向かう。
  杜の都・仙台を象徴する並木道の一つで、
  約700mにわたってケヤキ並木が続いています。
  仙台七夕祭りやSENDAI光のページェントなどのイベントの
  舞台となっています。
  ちょうど、定禅寺ストリートジャズフェスティバル in SENDAIが
  開催されていて、とてもにぎわっていました。
  定禅寺通りの代表的な彫刻
  エミリオ・グレコ作「夏の思い出」



■昼食
  仙台名物「冷やし中華」発祥の店「北京料理 龍亭」へ。
  昭和12年に、中華料理店の問題である夏の売り上げ低下の解決策として、
  初代店主が考案したとのこと。
  当然ながら、「涼拌麺」と呼ばれる冷やし中華を注文。
  醤油だれとゴマだれを注文して、シェアしました。
  醤油だれは、さっぱりとした酸味でさわやかな風味。
  これまで食べたことのない、とてもおいしい冷やし中華でした。


■仙台城跡(青葉城跡)
  初代仙台藩主伊達政宗公により築城。
  本丸には豪華な本丸御殿が建造されましたが、
  将軍徳川家康公の警戒を避けるために、
  あえて天守閣は設けなかったといわれています。
  火災や地震により何度か建物や石垣の一部を失い、
  その都度再建されましたが、
  明治政府の廃城令によりほとんどの建物が破壊されました。
  さらに昭和20年の仙台空襲により、建物は完全に焼失してしまいました。
  現在は、復元された大手門脇櫓(隅櫓)と石垣が残るのみとなっています。
  平成15年に国の史跡に指定されています。

  一般的な城(天守閣など)を想像して行くと、
  ちょっとがっかりするかもしれません。
  あくまでも城跡です。
  有名な伊達政宗公騎馬像があります。
  6つの具は別皿に盛られてきます













伊達政宗公騎馬像


本丸石垣


  大手門脇櫓(隅櫓)


  仙台城本丸にある「菓匠三全 青葉城・本丸店」にて、
  「ずんだシェイク」を飲む。
  「ずんだ」とは、枝豆(大豆)をすりつぶして作るペーストのこと。
  ずんだの粒々感が面白い食感です。
  ほどよい甘さで、毎日飲んでも飽きないようなおいしさでした。


■瑞鳳殿
  70歳で生涯を閉じた伊達政宗公の御霊屋(霊廟)。
  桃山文化の華麗な建築を誇り、昭和6年に国宝に指定されましたが、
  仙台空襲により焼失してしまいました。
  現在の建物は、昭和54年に再建されたものです。
  境内には、二代藩主忠宗公の御霊屋「感仙殿」や
  三代藩主綱宗公の御霊屋「善応殿」などがあります。
  感仙殿と善応殿も仙台空襲で焼失し、昭和60年に再建されました。
  金の装飾と鮮やかな色使いで、豪華絢爛な建物でした。
  瑞鳳殿


感仙殿


  善応殿


■村上屋餅店 
  明治10年創業の老舗のお餅店。
  仙台名物「づんだ餅」を初めて商品化したお店と言われています。
  「づんだ餅」と「づんだミルク(かき氷)」を注文、シェアして食べました。
  「餅は餅屋」とはよく言ったもので、餅はちょうどいい感じの弾力感です。
  づんだあんは、ほどよい甘さと絶妙な塩加減で、とてもおいしかった。
  「づんだミルク」もさっぱりしていて良かったです。
づんだ餅
  づんだミルク(かき氷)


  午後3時、大崎八幡宮の参道を歩いている時に雨が降ってきました。
  天気予報通りでした。


■大崎八幡宮
  祭神は、応神天皇、仲哀天皇、神功皇后。
  坂上田村麻呂が武門の守護神である宇佐神宮を勧請して、
  鎮守府八幡宮を創祀したことに始まるといわれています。
  現在の社殿は、伊達政宗公により慶長12年(1607年)に
  造営されたものです。
  桃山建築の粋を凝らした絢爛たる社殿となっていて、
  安土桃山時代の唯一の遺構として国宝に指定されています。
  訪れたときがちょうど例大祭の時期で、社殿では献饌式という
  儀式が行われていました。
  とても厳かな雰囲気が漂っていました。 

  北参道鳥居

社殿(国宝)

長床(国指定重要文化財)


■青葉神社
  祭神は、武振彦命(たけふるひこのみこと:伊達政宗公の神号)。
  政宗公の御霊を崇めるため、有志が政宗公を祀る神社の創建を請願、
  明治7年に許可され、社殿が造営されました。
  政宗公の正室・愛姫(めごひめ)も合祀されています。
手水舎の龍


■仙台東照宮
  祭神は、東照大権現(徳川家康公の神号)。
  二代藩主伊達忠宗公が幕府への忠誠心を示すために
  創建したといわれています。承応3年(1654年)完成。
  以来、伊達家の守護神として祀られ、
  仙台藩の手厚い保護を受けてきました。
  本殿、唐門、透塀、石鳥居、随身門は創建当時のもので、
  国の重要文化財に指定されています。
  随身門(国指定重要文化財)

幣拝殿


本殿、唐門、透塀
(いずれも国指定重要文化財)

■本日のお宿
  「仙台ロイヤルパークホテル」。
  仙台市北部の郊外にあります。
  ヨーロッパの迎賓館を思わせる優雅なシティホテルです。
庭園


  夜景


■夕食
  ホテル内の「日本料理 源氏香」にて「伊達な会席」。
  宮城の名物食材を楽しむことができました。
  仙台牛がとてもおいしかったです。
本日の先付け

おすすめの御椀

  御造り盛り合わせ

おすすめ焚き合せ

焼き物(仙台牛石焼きステーキ)

  牛タンかまぼこ

御食事(白石うーめん)      水菓子(ずんだ餅、季節の果物)



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