北海道旅行記 二日目(2009/09/11)


  屈斜路プリンスホテルの池には、ハクチョウやカモが飼われています。
  ハクチョウが池を泳ぐ姿は優雅ですが、
  ここのハクチョウは近づくと襲ってきます。注意!!
  中庭にはクッシーのオブジェがありました。
部屋から見た屈斜路湖


■美幌峠
  今日の最初の目的地は美幌峠。
  屈斜路湖がきれいに見渡せるポイントです。標高525m。
  屈斜路プリンスホテルから近い距離にあります。
  道の駅「ぐるっとパノラマ美幌峠」が設置されています。
  朝早かったため(といっても8時)、観光客はわずか5人。
  展望台へは駐車場からちょっと上らなければなりません。


■摩周湖第一展望台
  摩周湖は日本で最も透明度の高い湖。
  第一展望台は、最もメジャーな展望台で観光客が多い。
  やや雲があったものの、晴れていたので、
  きれいな青色の湖面を見ることができました。
  摩周ブルーをたっぷり堪能しました。
  霧じゃなくて良かった~
  売店にて赤肉メロンといもだんごを食す。
  いもだんごは、じゃがいもをゆでてつぶしたものに片栗粉を加え、
  フライパンで焼いたものです。
  美幌峠から見た屈斜路湖








■硫黄山
  標高512mの小高い活火山。
  茶色の地肌がむき出しで、硫黄分を含む噴煙が立ち上っています。
  遊歩道があり、噴気地帯まで入ることができます。
  そこまでは行きませんでしたが・・・


■神の子池
  摩周湖の伏流水でできている周囲220mほどの小さな池。
  摩周湖の透明度が日本一ということもあり、
  この池の水はすごく澄んでいて、水深5mの池の底までくっきり見えます。
  エメラルドブルーがとてもきれいでした。
  最近では、ガイドブックにも掲載されるようになりましたが、
  観光地化がまだ進んでいないので、落ち着いた静かな所です。
  不便な場所にあるので、行くのはたいへんですが、
  (ダート道もあるし・・・)
  一度は行ってみる価値のある場所だと思います。


■裏摩周展望台
  第一展望台の反対側にある展望台。
  第一展望台より標高が低いため、霧の発生が少ないとのこと。
  神の子池同様、不便なところにあるため、観光客は少ない。
  湖面は見えたが、残念ながら摩周ブルーは拝めず。


  開陽台に向かう途中、山に「牛」の文字が。
  このあたりの地名は養老牛、山の名前はモアン山。
  確かに牧場が多いです。


■開陽台
  視界330度、地球が丸く見える展望台。
  (武佐岳があるため、地平線は360度見えない)
  広大な牧草地や防風林、遠くには国後島や野付半島が一望できます。
  遠くに見える地平線がすごい。
  本当に地球が丸いことを実感できます。
  以前、訪れた時は遠くがかすんでよく見えませんでしたが、
  今回は地平線もくっきり見えて良かったです。
  売店にて、はちみつソフトを食べ、はちみつミルクを飲む。
  濃厚だが、思ったほど甘くなく、上品な甘さって感じ。
  はちみつミルクが気に入りました。
格子状防風林を見ることができます


  遠くに国後島が見えます


■ミルクロード
  牧場の中の緩やかな丘陵地帯をアップダウンしながら、
  地平線まで伸びて行く一直線に走る道路。
  この酪農地帯で牛乳を集配するトラックが行き交うことから
  その名前がつきました。
  ここの北19号道路が有名で、ガイドブックでも見られる風景です。


■昼食
  昼食は標津町内の郷土料理 武田。
  ちゃんちゃん定食と鮭ルイベを注文。
  ルイベとは、生の鮭をいったん冷凍し、
  その身を刺身のように薄く切ったもの。
  鮭ルイベは初めて食べましたが、なかなか美味でした。


■メロディロード
  アスファルト舗装の表面を加工(溝の間隔と長さを調整)して、
  車両が通過する際のタイヤと舗装との間に発生する音が
  メロディに聞こえます。
  曲は「知床旅情」。
  時速60kmの一定速度で走ってみる。
  最初は聞き取りづらかったが、確かに「知床旅情」でした。
  路肩に歌詞の看板が立ててあるので、
  それを見ていると分かりやすいです。


■遠音別川
  カラフトマス(ピンクサーモン)の遡上が有名。
  川沿いの観察ポイントでは、ほとんど見当たりませんでしたが、
  国道にかかる遠音別橋から見ると無数のカラフトマスが観察できました。


黒っぽいのがカラフトマス


■オシンコシンの滝
  知床八景の一つ。
  途中から流れが2つに分かれているので「双美の滝」とも呼ばれています。
  「日本の滝100選」にも選ばれています。
  水量が多く、豪快な滝でした。


  次の目的地、知床峠に向かう途中、あちこちでエゾシカ発見。
  知床に来たのは三度目ですが、
  こんなにたくさんのエゾシカを見たのは初めてでした。
  そうこうしていると、キタキツネも登場。



■知床峠
  知床八景の一つ。
  ウトロと羅臼を結ぶ知床横断道路の頂上。標高738m。
  目の前にそびえる羅臼岳が美しい。
  羅臼側には国後島も見えます。
  過去二回来たときはひどい濃霧で、10m先も見えないほどでした。
  三度目の正直で、きれいな景色を見ることができました。
  駐車場では、オスのエゾシカがうろうろ。
  角がすごかったです。
羅臼岳


国後島


■知床五湖
  知床八景の一つ。
  原生林に囲まれた五つの湖が点在。
  遊歩道が整備されていて、五つの湖を巡ることが可能。
  ただし、ヒグマ出没時には遊歩道が閉鎖されます。
  今回は夕方だったので、展望台にて一湖のみを見ることに。
一湖


      オホーツク海に沈む夕陽
■今日のお宿
  知床プリンスホテル風なみ季。
  プリンスと付いていますが、ここは西武系ではありません。
  皇太子殿下・雅子妃殿下も御宿泊なされたことがあるようです。
  ここは到着してからの対応がすごく良かった。
  道路からホテル入口への案内、車の誘導、荷物の積み下ろし、
  チェックイン、部屋への案内、説明等。
  自分の役目を終えたらスムーズに次の担当者に引き継ぐなど、
  流れるような見事な連携プレーでした。
  ちなみに、「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」において、
  「おもてなし部門」で入賞しています。

  夕食はビュッフェ。
  屈斜路プリンス同様、北海道らしい食材が多かったです。
  さらに、釧路・和商市場で食べられる勝手丼がありました。
  今回は、日程の都合で(定休日のため)、和商市場の勝手丼が
  食べられないため、雰囲気だけでも味わうことができて良かったです。

  夜は星がとてもきれいでした。



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