北海道旅行記 四日目(2009/09/13)


■丹頂鶴自然公園
  8つのケージがあり、
  18羽のタンチョウを自然に近い状態で見ることができます。
  上部は網が張られていないので、
  施設の外部も自由に飛び回ることができます。
  タンチョウ(丹頂)は、「丹」が「赤い」、「頂」が「頭頂部」を意味します。
  幼鳥は頭の部分が褐色。
  網の近くにも寄ってくるので、じっくり観察できました。
  たくさんのハトやカラスがタンチョウの餌を狙っていましたが、
  タンチョウが必死に追っ払っていました。


  マリモ国道(国道240号)を走行中、湿原にいる野生のタンチョウを発見。
  野生のものを見られるとは思っていなかったので、ちょっと感激。

  道の駅「阿寒丹頂の里」にて、あげいもを食す。
  あげいもは、じゃがいもに薄い衣をつけ、油で揚げたもの。
  アメリカンドッグのじゃがいも版といったところ。
  個人的には、摩周湖で食べたいもだんごより
  あげいもの方がおいしかったです。


 
■双湖台
  エゾマツ・トドマツの樹海の中にたたずむ
  2つの湖を見ることができます。
  手前がペンケトー(上の湖)、奧がパンケトー(下の湖)。
  双湖台から見られるペンケトーの形は北海道の形に似ています。


■阿寒湖畔展望台
  阿寒湖畔スキー場のゲレンデの中腹にあり、
  阿寒湖をきれいに望むことができます。
  冬はスキー場ですが、夏は展望台として開放されています。
  ゲレンデの途中まで車で上がれるので、徒歩で上がるのは少しだけです。
  ガイドブックにほとんど掲載されていない穴場です。
  パンケトー(奥)とペンケトー(手前)

阿寒湖


        冬はスキー場です


■昼食
  昼食は阿寒湖畔にある郷土料理 奈辺久。
  阿寒湖はヒメマス、ワカサギなどが名物ということで、
  私はヒメマス丼、妻はワカサギ天ぷら定食を注文。
  ここでもシェアすることに。
  ヒメマスはルイベでした。量が多い。わかさぎの天ぷらも山盛り。
  どちらも美味でした。
ヒメマス丼


        ワカサギ天ぷら定食


■阿寒湖畔エコミュージアムセンター
  阿寒湖周辺の自然・生物について、展示・解説している施設。
  阿寒湖といえばマリモ。マリモも水槽展示してあります。
  マリモが大きかった。大きいやつは直径15cmくらいあったかも。
  また、隣接する自然探勝路では、
  ボッケ(小規模の泥火山)を見ることができます。
  硫黄臭かったです。
マリモ


ボッケ


  ボコボコと噴出しています


■オンネトー
  北海道三大秘湖の一つ。
  秘湖とは名ばかりで、人気の観光スポットとなっています。
  五色湖ともいわれ、季節や時間によって湖面の色が刻々と変化します。
  私達が見たときは、鮮やかなエメラルドグリーンでした。
  湖面の美しさがすばらしかったです。
  オススメのスポットです。


  阿寒湖から帯広に向かう国道241号、足寄町の辺りは
  もろこし街道と呼ばれ、とうもろこし畑がたくさんあります。
  走行中、産地直売のテントがあり、立ち寄り。
  ピュアホワイト(ゆでたもの)を食す。
  とても甘い。これまで食べた中で一番おいしいと思います。
  生でも食べられるそうです。
  とうもろこしは新鮮さが命。
  収穫から24時間以内に食べるのがいいらしい。
  おみやげに3種類のとうもろこしを購入。
  一緒に飲んだ牛乳も濃厚でおいしかったです。


 
■柳月スイートピア・ガーデン
  柳月といえば、「三方六」。
  ホワイトチョコレートのかかったバウムクーヘンです。
  私は三方六が好きで、デパートの全国銘菓のコーナーでよく買います。
  スイートピア・ガーデンでは、三方六の切れ端(丸いやつ)を
  限定販売していて、朝一には行列ができるほど大人気です。
  朝一以外は不定期販売なので、買うのは無理かと思っていたところ、
  短冊状の切れ端が登場。
  丸いやつではないが迷わず購入。
  これも限定品で、すぐに売り切れました。
  その他に、「十勝この実」や「牧草くるくる」などを購入。


■六花亭本店
  北海道のお土産定番品と言えば、六花亭。
  その中でも、「マルセイバターサンド」が一番人気です。
  店内は観光客でいっぱい。
  イートインにて、「さくさくパイ」と「雪こんチーズ」を食す。
  さくさくパイは賞味期限3時間、雪こんチーズは賞味期限2時間。
  いずれも、時間が経つとサクサク感が失われてしまうためです。
  サクサク感がすごい。
  おいしかったので、さくさくパイをもう一つ食べてしまいました。
  さくさくパイは本店限定品です。
  その他に、「マルセイバターサンド」、「霜だたみ」などを購入。


■夕食
  帯広といえば豚丼。
  豚丼は「ぱんちょう」が有名ですが、行ったことがあるので、
  「炭焼豚どんのぶた八」へ。
  炭火焼きと十勝産ロース肉使用が選択の決め手。
  帯広駅の駅弁としても提供しています。
  「ぶた四朗」から「ぶた一朗」まで4種類のメニューがあり、
  ご飯と肉の量が増えていきます。
  一番少ないぶた四朗を注文。それでも、ボリュームたっぷり。
  炭火焼きの香ばしい香りがたまらない。肉の厚さもちょうどいい。
  とても美味でした。


■帯広競馬場(ばんえい競馬)
  今日の観光は、まだ終わりません。
  ばんえい競馬を見るために帯広競馬場へ。
  「ばんえい競馬」とは、鉄ソリを馬に曳かせ、
  途中に2か所の障害を乗り越え、全長200mの直線コースで競うレース。

  何の知識もなく、出走まで時間がなかったので、出走表を見ながら、
  馬齢の若い方から4頭を単勝(100円ずつ)にて購入。
  ゲートが開き、レース開始。
  馬がデカいし、鉄ソリを曳いているので、とてもパワフル。
  すごい迫力です。
  普通の競馬と違うのは、観客が馬と並走して応援できるところ。
  (鉄ソリを曳いているので、スピードが出ないのです)
  走りながら、多くの声援が飛びかいます。
  200mを80秒くらいかかって、1着馬がゴール。
  確率4割でしたが、見事外れ(最高2着)。

  時間があるので、もう1レース見ることに。
  今度はパドックで馬の状態を見ます。
  素人なので良く分かりませんでしたが、
  3番の馬が良さそうに感じました。
  場内のテレビで解説者の予想を拝見。(3番も入ってる)
  今度は、解説者の予想を参考に、また4頭を単勝(100円ずつ)にて購入。

  レース開始。撮影しながら、走って観戦。
  3番がいい感じでレースを進めている。1着になってくれ~
  願い叶って、1着でゴールイン。3番、良く頑張った。
  配当10.4倍。2レースの収支はプラス240円でした。

  収支はさておき、豪快なレースで、とても楽しかったです。
  観客も馬や騎手と一体化してレースを盛り上げていたのが良かった。
  帯広を訪れた際には、ばんえい競馬の観戦をオススメします。
  競馬を知らない人も楽しめます。
  ばんえい競馬のマスコット「リッキー君」

  パドック





■今日のお宿
  北海道ホテル。
  1899年創業の老舗ホテル。
  このホテルの温泉は、ここ十勝を含めて世界で3か所しかない
  非常に貴重なモール温泉です。
  モール温泉とは、 植物性の有機物を含んだ飴色の温泉。
  ほうじ茶のような香りがしました。



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